概要
まっさらなパソコンを開発環境として立ち上げることになり、表題の通りのことをやる必要があったのでまとめておきます。
venvを使うつもりなので、作業量としては少ないはずです。
Python3.7の導入
Ubuntu 18.04はデフォルトでpython2が導入されています。また、python3もありますが、バージョンは3.6です。
3.7くらいを使いたいので、必要そうなものをすべて突っ込んでおきます。
とりあえず以下をターミナルから実行(ぶっちゃけ必要なものの抜けとかはあるかもしれません。気づいたら反映します)。
$ sudo apt install tk-dev python3.7 python3.7-dev python3.7-tk python3.7-distutils python3.7-venv
pipはget-pip.pyを落としてきて入れます。
$ curl -kL https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py | sudo python3.7
あと、wheelくらいは入れておくか。
$ sudo python3.7 -m pip install wheel
venvで仮想環境を構築
なにも考えずにやるとトラブりやすいので、注意が必要です。とりあえずドキュメントの上半分くらいを全部見ておいてください。
venv --- 仮想環境の作成 — Python 3.7.3 ドキュメント
コマンドとしては、これでやってみます。
$ mkdir ~/.venvs $ python3.7 -m venv --copies ~/.venvs/e371
--copiesは強く推奨します(詳しく書きたくないけど、昔--symlinksにしてひどい目に遭いました)。お名前とかはお好みで。この記事ではこれで説明しますが、自分が決めた名前に合わせて書き換えてください。
できていることを確認します。
$ source ~/.venvs/e371/bin/activate # (e371)のような文字列がプロンプトの先頭に付けばOK $ python # python3.7が立ち上がればOK $ pip show pip # さっきのインストール先のpipが見つかればOK $ deactivate # 抜けられればOK
そしたら.bashrcとかに以下を書きます。
alias ve37="source ~/.venvs/e371/bin/activate"
保存した後にsource ~/.bashrcなどで読み込み、ve37コマンドで仮想環境が有効になれば問題ありません。
パッケージの導入
各自行ってください。
まとめ
venvで仮想環境を組んでみました。とても簡単で余計なツールなどを入れる必要もなく、だいたい無難に作れるのがいいところです。